みなし利息とは

みなし利息は、あまり聞いたことのない人が多い言葉ですが、消費者金融カードローンなどを利用している人には重要なものとなります。

みなし利息と似た言葉に「みなし弁済」というものがありましたが、こちらとは違い消費者(債務者)のための規定です。これを守っている消費者金融などの貸金業者を選び、快適な借り入れを利用しましょう。

みなし利息は利息制限法のルール

みなし利息とは、消費者を守るために作られている利息制限法のルールです。利息制限法第3条と6条によってその規定が定められています。みなし弁済では高利の利息に苦しめられた人も多かったのですが、みなし利息は貸金業者が不当に利用者からお金を取らないようにするためのものであり、消費者を守るための規定です。

みなし利息ができた理由

消費者金融などの貸金業者は、貸金業法や利息制限法などの法律の下で正式に営業しています。利息制限法では上限金利が定められており、業者は全てこの範囲での金利の設定を行う必要があります。

利息制限法の金利は、

・10万円未満・・・年20パーセント以下
・10~100万円・・・年18パーセント以下
・100万円超・・・年15パーセント以下

となっています。これを超えて利息を請求すると違法行為となります。しかし、貸金業者としては自分たちの儲けを出すためにもっと請求をしたいと考えます。

そこで、業者は利息以外にも手数料や調査費用、割引金、礼金などの名目で、利用者からお金を取ろうとしました。利息制限法で利息の上限を設定しても、これでは意味を成さなくなってしまうため、みなし利息という規定が作られることになったのです。


みなし利息とは


みなし利息は、貸金業者が利息制限法のスキマをすり抜けて、それ以上の利益を得ようとするのを防ぐ規定です。さまざまな理由をつけて利用者からお金を取ろうとする業者への制限となります。

みなし利息は、礼金や手数料などの本来は利息ではないものまで「利息としてみなす」ルールです。これによって、貸金業者は本来の利息と礼金や手数料などの利息以外の請求を合わせたものを利息制限法の上限金利内に収めなくてはいけなくなりました。


みなし利息が始まったのは?


みなし利息は比較的新しい規定となります。改正利息制限法の施行にあたり2010年(平成22年)から始まっています。貸金業法は消費者金融の法律ですが、利息制限法は銀行にも当てはまるため、銀行のローンでも適用されることになりました。


知っておきたいみなし利息のルール


みなし利息の規定は利用者にとって助かるルールです。詳しく知っておくことで不当な請求を避けて快適にローンを利用できます。ただし、みなし利息は本来の利息以外のものまで利息としてみなされるルールですが、それには例外的なものもあるので注意が必要です。

みなし利息に含まれないもの

みなし利息の規定は、不当に貸金業者が利用者から利益を得るのを止めるためのものです。そのため、礼金や手数料などはみなし利息となりますが、全ての手数料がみなし利息になるわけではありません。みなし利息に含まれないものとしては、次のようなものがあげられます。
・ATM手数料
・ローンカードの再発行手数料
・強制執行や担保権実効の競売手続き費用
・貸金業法で借り入れ側に義務付けられている書類の再発行手数料
・印紙などの費用

主に多くの利用者に関係があるものでは、ATM手数料やローンカードの再発行手数料があります。これらの費用はみなし利息には含まれないものの、自分の利用の仕方で減らしたり、なくしたり出来るものとなり、取られてもそれほど高額にはなりません。これらのルールはすべて、利息制限法で定められています。

みなし利息とATM手数料の上限

みなし利息の規定では、ATM手数料は利息とみなされないことになっています。しかし、そんなATM手数料にも上限が設けられるようになり、それ以上の手数料は利息と「みなされる」ことになりました。

ATM手数料は1万円以下の場合108円、1万円超で216円が上限となっています。消費者金融のカードローンはもちろん、銀行でもこの範囲での手数料が設定されています。銀行ではローン以外にも取り扱い業務がありますので、手数料はそれぞれに設定されており、融資を行うことのできる総合口座貸越やカードローンの利用手数料だけが上記の金額に設定されています。

みなし利息と融資手数料の上限

融資手数料は、融資事務手数料というもので、銀行の住宅ローンなどで良く見られるものです。金融機関やローンの種類によって取るものと無料のものがあり、定額や定率で徴収されます。

融資手数料はみなし利息のひとつであり、早期完済などで返済期間が短くなると上限を超えてしまうことがあります。これは、みなし利息は年率で定められているためです。こうした早期完済で上限を超えてしまう場合には、金融機関で調整が行われます。

みなし利息は利用者に優しい規定

みなし利息は、みなし弁済とは違い、貸金業者の請求する手数料などを制限するという利用者側に優しい規定となります。その規定のおかげで安心してローンを利用しやすくなりました。ただし、みなし利息に「みなされない」例外もあるため、注意が必要です。

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