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おまとめローンとは?借金を一本化する

消費者金融や銀行など複数の貸金業者から借入している方で「少しでも毎月の返済額を減らせれば」「金利負担を少なくできれば」などなど、返済に困っている方も多いかと思います。

そんな方は、おまとめローンまたは借り換えローンを利用すれば、返済の負担を減らせるかもしれません。

ここでは、おまとめローンのメリット・デメリットについて徹底解説していきます。

おまとめローンとは

おまとめローンとは、複数の貸金業者の借金を一本化する方法です。

多重債務者の方は、おまとめローンを利用すれば、金利や毎月の返済額の負担を減らすことができます。

おまとめローンを知るためには、2010年の改正貸金業法を理解する必要があるでしょう。

改正貸金業法では、新たに作られた枠に総量規制が組み込まれました。総量規制は、消費者金融や信販会社を対象に、年収の1/3以上の融資を禁止した法律です。

新たに多重債務者を作らないメリットがある一方、すでに複数の貸金業者からお金を借りている人は、返済用に借入しようとしてもできない事態になりました。

そこで、おまとめローンという金融商品が誕生しました。

実は、総量規制の中に「顧客に一方的に有利な借り換え」であれば、年収の1/3以上の融資をしてもかまわない、と定めています。

したがって、すでに総量規制に達している人でも、おまとめローンなら、新たに借入することができるようになりました。

以上に説明しましたとおり、おまとめローンは複数の借金を一本化しますので、利便性の高い金融商品だと感じた方が大半ではないでしょうか。

しかし、おまとめローンは上手に活用しなければ、損を被るリスクがあります。

それでは、おまとめローンのメリット・デメリットについて解説していきましょう。

おまとめローンのデメリット

おまとめローンで金利が高くなる!?

おまとめローンは、基本的に金利が低くなることが特徴ですが、場合によってはおまとめローン前よりも金利が高くなってしまうケースがあります。

おまとめローンの金利は、基本的に消費者金融は15.0%~18.0%で、銀行カードローンであれば14.0%~15.0%です。

また、消費者金融は利息制限法で、100万円以上の融資をする場合は、上限金利15.0%までと定められています。

しかし、逆に100万円未満のおまとめローンは上限金利18.0%を適用してもかまいませんので、決して金利が低くなるわけではありません。

したがって、消費者金融のおまとめローンは、金利面ではほぼ損をしてしまいます。

自身の利用状況にもよりますが、金利が高くなる場合はおまとめローンをしてもメリットはないでしょう。


おまとめローンで返済総額が増える!?


低金利を売りにしている銀行系カードローンを利用すれば、消費者金融のおまとめローンのように金利面で損をすることはありません。

しかし、低金利だから返済総額が減るとは確定していませんので、勘違いしないようにしましょう。

返済総額が増えてしまうケースは、以下の例を参考にしてください。

【おまとめローン前の各社最小返済額】
A社=1万円B社=1万円C社=1万円
合計返済額は3万円です。

【おまとめローン後の毎月の最小返済額】
D社=1万5千円

おまとめローン前に比べておまとめローン後は、毎月の返済額が1万5千円減らせましたが、返済額が少なくなったぶん返済期間は延びてしまいます。

返済期間が延びるということは、支払う利息は増えてしまいますので、返済総額では損になっている可能性が高くなります。

とにかく毎月の返済額を減らしたい方は問題ありませんが、なんとなく一本化のほうが良さそうという考えであれば、おまとめローンを活用する理由はないでしょう。

おまとめローンのメリット

おまとめローンにはデメリットもありますが、当然メリットもあります。

金利が低くなる

上記のでメリットで金利が高くなる可能性があることをお話ししましたが、商品によっては当然、金利が低くなるケースがあります。

例えば、「中小消費者金融でも借りているケース」です。
大手消費者金融は上限金利18.0%でカードローンを提供していますが、一部の中小消費者金融では上限金利19.0%や20.0%でカードローンを提供しています。

おまとめローンでは、100万円未満は上限金利18.0%、100万円以上は上限金利15.0%のため、中小消費者金融の上限金利19.0%や20.0%よりは確実にお得です。

もちろん消費者金融のおまとめローンだけでなく、低金利の銀行カードローンをおまとめローンとして活用すれば、なおさらお得になることは言うまでもありません。

したがって、おまとめローンを有効的に活用する方法は、低金利のおまとめローンで毎月の返済額をなるべく減らさないようにすることで、返済総額を減らすことができます。

※返済総額が多くなっても、月々の返済額が減らせれば、そこにメリットを感じる方も多いかもしれません。また、借金の返済日が1つになることでシンプルになり、返済を忘れてしまうリスクが低くなるというメリットもあります。


おまとめローンの審査は厳しい?


おまとめローンは、通常のカードローンと同じく審査を受けなければなりません。

審査の内容は通常のカードローンと大差ありませんが、異なる点は審査申込者が多重債務者であるということです。

多重債務者ばかり審査を受けるわけですから、おまとめローンの審査難易度は低そうに感じるかもしれませんが、決して審査難易度が低いわけではありません。

特に3社以上の貸金業者からお金を借りている人は、審査で不利になってしまいます。

また、おまとめローン専用の金融商品を取り扱っていない貸金業者であれば、審査に申し込みした段階でオペレーターに電話連絡し、おまとめローンとして活用したい旨を伝えましょう。

おまとめローンとして活用する旨の説明を怠れば、貸金業法の総量規制の観点から審査に落ちる可能性があります。

また、アイフルの「おまとめMAX」・アコムの「貸金業法に基づく借換え専用ローン」・プロミスの「貸金業法に基づくおまとめローン」であれば、おまとめローン専用の金融商品になりますので、電話連絡は不要です。

銀行のおまとめローンは審査が厳しい?

2017年4月を境に銀行カードローンをおまとめローンの代わりとして利用することは厳しくなりました。なぜなら、貸金業法の総量規制対象外の銀行カードローンが過剰に貸付を行っているとして、金融庁が貸付の抑制を行うように指導を始めました。

まだ改正貸金業法のように法律上決まったわけではありませんが、最悪のケースでは銀行カードローンも消費者金融系カードローンのように年収の1/3以上の借入はできなくなってしまうこともあり得ます。

銀行としても本格的に法律で制限を加えられることは困りますので、しばらくは積極的に融資を行わなかったり高額融資を行わない可能性もあります。

もし、銀行のおまとめローンの審査を受けたい方は、カードローンではなく、東京スター銀行のスターワンバンクローン(おまとめローン)や、イオン銀行おまとめローンなど、「おまとめローン」として売り出している商品の審査を受けるのが良いかもしれません。

おまとめローン「まとめ」

以上に説明してきましたとおり、おまとめローンにはメリット・デメリットがある金融商品です。

おまとめローンをしても、返済期間が延びてしまったり、返済総額が増えてしまったりするケースもありますので、現状を把握して、よく考えたうえで検討するべきでしょう。

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