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不動産担保ローンとカードローンの違い

不動産担保ローンとは、その名の通り「不動産を担保とするローン」のことです。

「担保とする」というのは、簡単にいうと「もしローンの返済が遅れてしまったときには、不動産の所有権を譲ります」という約束をすることをいいます。

お金を貸す側としてはもしあなたがお金を返さないという状況になったときには、担保になっている不動産を売却して、その売却代金からお金を回収することができます。

不動産担保ローンは、借りられる融資金額が大きくなることや、設定される貸付利息が低くなるという特徴があります(基本的に無担保であるカードローンと比較した場合)

不動産担保ローンの具体例

例えば、1,000万円の価値がある不動産を担保として、1,500万円を借りた場合、あなた自身の収入からは500万円だけ回収することに成功すれば、あとの1,000万円については担保不動産から回収することが可能になります。

お金を貸す側の立場では非常にリスクが小さいローンですから、カードローンと比べると非常に利息が小さいとい特徴があります(利息の大きさは貸付側のリスクの大きさとイコールになるのが基本です)

不動産担保ローンの場合、実際には「抵当権」という法律上の権利を自分が所有している不動産に対して設定した上で、お金を借りる約束をすることになります(抵当権というのは担保権の一種です)


カードローンは無担保が基本


一方で、消費者金融や銀行で利用することができるカードローンは、「無担保」が基本になります。無担保というのは上で説明させていただいた担保を何も設定しないということです。

お金を貸す側としてはあなたの毎月のお給料などの収入だけを頼りにお金を貸すことになりますから、不動産担保ローンと比べるとリスクの大きい貸付になります。

そのため、カードローンの審査ではあなたがどこの勤務先に勤めているのかという情報や、現在の借り入れ額などについてかなり詳しくチェックが行われます(勤務先には実際に電話で在籍確認が行われます)

無担保のカードローンは貸付側のリスクが大きいローンですから、利息の負担も大きくなります。

消費者金融のカードローンの場合、貸付利息として設定されるのは15%~18%程度になるのが一般的です(銀行のカードローンの場合、利息は10%程度とやや低くなることが多いです)

もし支払い期限までに払えなかったときには遅延損害金として20%程度の利息が上乗せでかかりますから、注意しておきましょう。


銀行不動産担保ローンとノンバンク系のローン


不動産担保ローンを使う場合、「どこから借りるか?」によって次の2つの選択肢があります。

①銀行の不動産担保ローン
②ノンバンクの不動産担保ローン

銀行は馴染みがあると思いますが、「ノンバンク」というのはあまり聞きなれませんよね。

ノンバンクというのは簡単にいうと「預金ができない金融機関」のことで、具体的にはクレジットカード会社や不動産ローン専門会社、消費者金融が該当します。

不動産担保ローンを扱っているノンバンクとしては日宝不動産やつばさコーポレーション、ビジネクストなどが有名どころですね。

銀行とノンバンクのどちらを選ぶべきか?

銀行の不動産担保ローンと、ノンバンクの不動産担保ローンとを比較すると、以下のような違いがあります。

①金利の違い

金利で比較すると、ノンバンクよりも銀行の方が低くなることが多いです。

すでに住宅ローンを組んでいる銀行の場合、信用実績が積み上がっていますから、利息の扱いもより有利な設定をしてもらえる可能性があります。

ただし、銀行の場合保証会社に対して保証料が発生することがありますから、保証料の負担もトータルで考えて利息の比較をする必要があります。

保証料は融資金が振り込まれるときに天引きの形で支払うことが多いです。

ですので、保証協会の保証が必要になる不動産担保ローンの場合、実際に振り込まれる金額は「融資金額-保証料」ということになります。

この金額がローンで購入したいものの価格に届かない場合には別の資金調達方法を探さなくてはならない...というようなケースも考えられますから注意しておきましょう。


②審査と融資スピードの違い


審査がややゆるいのはノンバンクです。

銀行の場合、保証会社の保証を受けなくてはならないという条件がつくのが普通ですから、銀行と保証会社の2つで審査を受けることになり、その分時間がかかります。

ノンバンクの場合は保証会社の保証が必要な場合と不要な場合がありますが、不要な場合にはノンバンク独自の審査基準によって審査が行われます。

そのため「銀行の不動産担保ローンには審査落ちになったけれど、ノンバンクの不動産担保ローンの審査には通った」というケースはよくあることです。

銀行系の不動産担保ローンに挑戦して審査落ちになってしまったという方は、落ち込まずにノンバンク系の不動産担保ローンにもチャレンジしてみることをおすすめします。


不動産担保ローンを選択する場合の注意点


不動産担保ローンを実際に使うときには、次のような点に注意しておく必要があります。

①繰上げ返済時の違約金
②担保価値の低下による影響
③不動産を手放すことになるリスク

以下ではこの3つの注意点について順番に解説させていただきます。

①繰上げ返済時の違約金

不動産担保ローンの融資を受けた後には「借入総額÷返済期間」で計算した金額を毎月返済していくことになりますが、この返済期間を繰り上げて(短縮して)当初の返済期間よりも早く完済した場合、違約金が発生するケースがあります。

せっかく利息の負担を小さくするために繰り上げ返済をしたのに、その分違約金を取られてしまうと全く意味がありませんよね。

繰り上げ返済時の違約金については契約書に必ず記載されていますから、事前に確認しておくようにしましょう。

②担保価値の低下による影響

不動産担保ローンの場合、担保を設定している不動産の評価額が下がった場合(これを担保価値の低下と言います)に追加の担保設定を要求されることがあります。

例えば、当初1,000万円の価値があった不動産を担保に入れて1,500万円を借りたけれど、その後この不動産の価値が500万円まで低下してしまったというような場合に追加の担保設定が必要になることがあります。

追加担保が用意されない時には最悪の場合は一括返済を求められることもありますから注意しておきましょう。

不動産の時価は常に変動する可能性がありますから、不動産担保ローンにはこのような変動リスクがあることも理解しておかなくてはなりません。

③不動産を手放すことになるリスク

不動産担保ローンには、最悪の場合には所有している不動産を手放すことになってしまうリスクがあるということも理解しておく必要があります。

上でも説明させていただいたように、不動産を担保にするということは「もし返済できない場合にはこの不動産の所有権を引き渡します」という約束をすることですから、もし返済が遅れてしまうようなことがあると不動産を手放さなくてはならない状況になってしまうことがあるのです。

場合によっては担保に入れている不動産が先祖代々受け継いだ土地である、というようなケースもあるでしょう。

金融機関は返済が遅れた場合には容赦なく担保不動産の売却という措置をとってきますから、ローンの審査に通った後にはぜったいに返済が滞らないように注意しておく必要があります。

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